野川公園へは森林浴をしたり草いきれをかぎによく行くのですが、まだ若い白猫を見かけます。警戒心が強くなかなか近づけないので可愛いなと眺めていると、どうも地面を蠢いている虫を捕まえているようで、素早く前足で捕まえると美味しそうに食べています。
しかし虫では栄養不足らしく痩せています。清掃が行き届いている野川公園は訪れる人が多くても残飯などはありません。人懐っこくしていれば人からお菓子やお弁当のお裾分けをもらえるのですが警戒心が強いのでそうもいかないようです。
それで虫食になったのだと思います。痩せてはいますが痛々しくはなく、むしろ虫を捕まえる様は野性味に溢れて見えます。野良猫というよりは野性動物にすら見えてしまいます。
自然公園も含め周辺には他に野生猫はいないようなので、野川流域の広大な緑地帯は白猫にとっては大きな食料貯蔵庫のようなものなのかもしれません。

　
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